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旅行ばかりしていても人生は充実しない [travel]

私は旅行が大好きです!
というか、旅行に行きたいです!

・・・なんだ、それ(笑)



ストア哲学の英知に触れ、その豊かな知恵を日々の生活に役立てる術を探るシリーズにようこそ。

今回は、古代ローマの哲学者セネカの知恵を。セネカの言葉はWikisourceからご覧になれます。さて、セネカは旅人たちに「放浪癖に屈してはならない」と警告しています。つまり「旅ばかりしていても充実はしない」ということです。


どこにでもいる者は、どこにもいない者だ。
人生すべてを外国旅行に費やせば、たくさんの人と知り合いになれるだろう。
しかし、友人を持つことはできない。

Letter II: On discursiveness in reading, line 2.


・この言葉が意味するもの

いつも移動している人は、1カ所に本当に留まることがありません。人生の大半を旅行に費やすことを選んだとしたら、数え切れない人びとと知り合いになることはあっても、長く続く友人関係を築くことは不可能です。セネカは、人が生きていくうえで、真の友情を持つことは非常に重要であり、友情を育てるのには長い時間がかかると考えていました。


・そこから得られるもの

もしあなたが、すべてをその目で見てやろうと意気込んでいる世界旅行者なら、その旅が終わった時に何が残されているのかをよく考えてみてください。私たちは人生を充実させるために旅行をします。しかし、多くの人にとって、人生の充実とは、他者と体験を分かち合うことではじめて得られるものです。あなたにその偉大な冒険を分かち合う友人がいないとしたら、何の意味があるのでしょうか?

あるいは、あなたが旅することを夢想してばかりいる隠れた放浪願望者なら、地に足を付けて生活することの価値に気づいてください。あなたは真の友人関係を築くだけの時間を持っています。それは、エキゾチックな異国を旅するよりも人生を充実させてくれるものです。もちろん、エキサイティングな旅行を夢見るのはかまいません。ただ、より重要な、そこにいるという時間を軽視してはいけないということです。

これは、旅行者だけでなく、ソーシャルサークルを飛び回る傾向がある人たちにとっても、耳を傾けるべき教訓です。どこにでもいる者は、どこにもいない者であるとしたら、だれとでも友人である者は、だれとも友人ではないということです。

他者を理解し、長く続く友人関係を育むには時間がかかります。その事実はあなたがどんな生き方をしていても変わりません。分散投資も悪くありませんが、自分にとって本当に大切な人たちとの時間に投資し絆を深めることの大切さにどうか気づいてください。


参照元;https://www.lifehacker.jp/2017/10/171029-travelling-all-the-time-will-not-fulfill-you.html



何かを探しているつもりはない

友達が欲しいつもりもなかった

それはきっと友達がいるからなんだろうな?

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