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デュヴェルロワの扇子 [fashion]

今回はいつもと指向を変えて・・・

こんなお話



フランスのモード界を支える職人たち
毎年華やかなショーが行われ、モードの国として
常に流行を世界に発信し続けるフランス

斬新なアイデアや奇抜なデザインが注目される中
その裏では伝統を受け継ぎながら
ファッション界を支える職人の存在がある
(Interview réalisé par Kei Okishima)


宮廷のモードを今に受継ぐデュヴェルロワの扇子

扇子はルイ13世の母
マリー・ド・メディシスによってフランスに紹介され
17世紀の宮廷で使われるようになった
フランスでは今でも
扇子はファッションの一部として扱われている

貴族文化と関係が深い扇子が
一般に知られるようになったのは
フランス革命の後のこと
1827年、25歳のジャンピエール・デュヴェルロワは
扇子の新たな発展を信じ
自ら扇子のメゾンを作ることを決心した
メゾンの設立から2年、あるチャンスが訪れる

29年3月にベリー侯爵夫人が
チュイルリー宮殿で開いた舞踏会で
女性たちが扇子で着飾ってカドリーユを踊ったのである

これがきっかけで、女性が扇子を持つようになり
デュヴェルロワのメゾンは
リュー・ド・ラペの15番地に店を構えるようになる

創立者、ジャンピエールの死後は
息子のジョルジュが引き継ぎ
ますますメゾンを発展させた
この頃、薄い布や絹のガーゼ、レースを使い
スパンコールで飾られた華やかな扇子が誕生した


19世紀、メゾン・デュヴェルロワは
扇子で伝える合図を解読した本を出版した

扇子で顔の半分を縦方向に隠し
片目を見せる仕草は
「Suivez-moi(私についてきて)」
両目の下から顔全体を隠し
うっとりとした目で見つめる仕草は
「Je vous aime(愛しています)」
他にもこの本には
「あなたのことは嫌いだわ」「キスして」など
セクシーなコードが並んでいる


デュヴェルロワは伝統を今でも受け継ぎ
職人たちが共同で作業し
一本一本手作業で扇子を作っている

扇を作るには、まず図面作りから始まる
これは数学的知識が求められる作業
ここで狂うと、最後の組み立てで合わなくなり
せっかくの共同作業も台無しになってしまうので
慎重に行われる
扇面の生地の大きさや、骨組みのデザインにより
ひだの幅や数は変わるため
ひだ作りはひだ職人が担当
骨部には角やコクタン、真珠層などの高級素材が使われ
専門家によって薄く切断される
必要があれば彫刻家が手作業で彫りを入れることも
布に刺しゅうが施される場合には
刺しゅう専門の職人が携わる
職人たちの確実な作業が
180年以上続くデュヴェルロワの伝統を支えているのだ

近年、オートクチュールが下火になるとともに
扇子の受注も減少してきた
しかし2010年、若い女性エロイーズと
ラファエルがメゾンのオーナーとなり
技と歴史をしっかりと受け継ぎながらも
有名なデザイナーとコラボレーションをするなど
新しいモードを発信し始めた
扇子は今日、クラシックなドレスと
合わせるためのものではなく
ユニークなアクセサリーとして存在している
今では、ダチョウの羽の扇子や、シフォンの扇子を
ジーンズと合わせるおしゃれなパリジェンヌもいるとか
エロイーズとラファエルの夢
それは再びパリ中の女性たちの手に
扇が舞い戻ることだ


微妙な表情を実現するために帽子の木型職人

帽子フランスの気品あるご婦人たちの装いの中で
服はもちろん、帽子も重要な役割を果たす
フランスには、そんなご婦人たちのこだわりに
応えられるだけの腕を持つ帽子職人が何人もいるが
ジルベール・オフチェレンコはフランスでただ一人
帽子の木型を手作りする職人だ

もともと彫刻家として活躍していたジルベールは
その経験を生かし、7年前に帽子の木型を作ることを決心した
木型に適している木材は、自分で森に行き探し出す
木は湿気に強く、変形しにくい菩提樹の木を選ぶ
帽子を作る過程で、職人たちは釘で生地を木に留めるので
木の柔らかさも重要だ

ジルベールの帽子は、パリのオペラ座でも使用される
オペラでその帽子が登場するのはたった数分、ということも
それでもその瞬間のためにオペラ座が木型を注文するのには
「オペラの中で、帽子は人物の社会階級はもちろん
性格や感情までも映し出す」からだとか
機械で大量生産された型では描けない表情を守るため
ジルベールは今日も腕を振るう


参照元;http://www.newsdigest.fr/newsfr/features/5964-craftsmen-in-the-french-fashion-world.html



好きですね~職人技

しかも、伝統工芸~

飽きっぽい私には
真似できないスゴ技に
ただただ憧れます~!

一つひとつにこだわる
一つひとつに意味がある

・・・・・私みたいに
雑に生きているのは

本当に時間の無駄遣い
本当に人生の浪費

こんな生き方・・・

違うな?

こんな私みたいな考え方は
きっと良くないんだと
切実に反省しました

ただただ時間に追われて
心や魂を消費するだけみたいに生きるのは
心も魂も蝕むだけだと・・・

辛くても
遠回りしても
どんなに時間がかかっても

大切なものと向き合う
大切な人と育む

って、やっぱり大事ですね!

何が大事なんだろう?
何が大切なんだろう?

今守るべきは何?
今すべきことは何?

いつからこんなに
何も答えられなくなったんだろう・・・

人生を振り返った時に
空っぽになってそうで
怖いんだと思います(笑)

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